オープンダイアログ

話題だ。画期的だ。どこが画期的かと言うと、これまで統合失調症の患者の話をまともに聞こうとする医師は少なかったが、「真面目に聞こう」「関係者みんなで聞けば、言いたいことがわかる」ということを発見したからだ。

ちなみに患者の話を聞こうとしてきた医師はいる。また看護師やケースワーカーもいる。でもなんとなくうやむやになっていた。

また有名なところではユングは、患者の話の中に了解可能な部分が多く含まれることを発見し、研究材料としていた。

認知機能がダメージを受け、無意識の扉も開いてしまっている患者の言葉を理解することは非常に困難だ。患者の発する言葉を理解するには、様々な分野の知識も求められる。洞察力や推理力も求められる。一人で向き合うのでなく、大勢で聞けばそれだけ理解しやすくなるのも単純明快なことだ。

発展を願う。一時的な盛り上がりで終わらないために何ができるだろうか。

 

 

オープンダイアローグ

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