アウトリーチ

アウトリーチや地域支援の目的はなんだろうか。

 

精神障害者の管理が目的ではないことを望むが、その可能性はないのだろうか。

行政側が社会防衛的意味合いを肯定することはないと考える。しかし保健所へ入ってくる情報は地域や警察・消防から寄せられる。それらの情報はそもそもどのような意図や経緯で寄せられるのだろうか。その多くは、他の住民への危害の怖れや住民からの不安感の訴えがもとになっている。保健所の対応のスタートが、そのような情報である以上、社会防衛的観点であるとしかいいようがない。それについて否定するつもりはない。実際自傷他害の恐れがある方はいるから。

アウトリーチ支援で「支援」とうたわれている以上、支援が必要な方が条件のトップに来るのだろう。であれば、支援を必要としているのに受けられていない人、そういう人を把握するのに適した部署からの情報で動くのが、支援の入り口として社会防衛的側面を排除するには適している。地域包括支援センターからの情報が適切ではないだろうか。

社会防衛的側面は、警察の機能ではないだろうか。あくまで、保健所は医療的側面を維持してはいかがだろうか。

 

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精神療法第40巻第2号―アウトリーチとソーシャルサポート

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実践!アウトリーチ入門

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